排水口のつまりでお困りではないでしょうか。今回は安くて簡単に手に入る重曹を使ったつまり解消のための簡単なお掃除方法をお伝えしていこうと思います。排水口の汚れを一気に解消して、家事を快適に行えるようにしましょう。
重曹とは
重曹とは炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)という物質で食塩水に二酸化炭素を加えてつくられる白い粉末状の物質です。スーパーやドラッグストアなどで100~200円ほどで売られているので入手は簡単です。しかし、その用途は掃除以外にもケーキを膨らませたり、肉を柔らかくさせたりと料理においても大活躍をする代物です。
排水口の掃除に重曹が向いている理由
では、なぜそんな料理に使われるような重曹が排水口の汚れを落とすのに向いているのでしょうか。その秘密は重曹の持つ成分によるものなのです。
重曹の成分
排水口の油汚れや生ごみの汚れなどは酸性なのに対して重曹はアルカリ性の物質。これらが中和反応(酸性とアルカリ性がお互いの性質を打ち消し合う反応)を起こすと汚れを溶かして、落とすことができます。また重曹は人体に無害なのことも掃除に向いているとされる理由です。
クエン酸と一緒に使うと更に洗浄効果がある
重曹がアルカリ性なのに対して、クエン酸は酸性なので重曹が落とせない水垢などのアルカリ性由来の汚れを落としてくれます。
排水口のつまりを重曹で改善するには
実際に排水口のつまりを重曹で改善するにはどのようにすれば良いのでしょうか。効果的なお掃除方法をご紹介します。
用意するもの
重曹とクエン酸を使った排水口のつまりの解消に必要なものは以下の4つです。
・重曹
・クエン酸またはお酢
・ブラシ
・ゴム手袋(汚れを触るのが躊躇われるなら)
どれもすでにご家庭にあったり、すぐに買えるものなので非常にお手軽に行えるのも魅力です。また、クエン酸の代用として同じ酸性であるお酢を使用しても同様の効果を得ることができます。
排水口のつまりの掃除手順
では、実際に排水口のつまりの掃除手順をご紹介していこうと思います。
排水口のゴミ受けと蓋を洗う
まずブラシを使って排水口のゴミ受けや蓋についた大きい汚れを落としていきます。
重曹を排水口に入れる
まず油汚れなどの酸性の汚れを落とすために重曹を直接、できるだけ多めに入れます。基本的に入れておくだけでこすったりする必要はないので、排水口を強くこすったりして傷つけないようにしましょう。重曹は弱いですが研磨剤としての働きを持つので、小さな傷をたくさん作ってしまいかねません。
クエン酸をかける
重曹が汚れを落としてくれたら、水垢などのアルカリ性の汚れを落とすためにクエン酸をかけます。重曹が流されずに残っているので、ここで中和反応が起き、泡立つことによって汚れを浮かせてくれる効果があります。
重曹とクエン酸を洗い流す
一時間程度、または一晩待ってからこの両方をお湯で洗い流します。水でも問題ないですが、ぬるめのお湯の方がヌメりが落ちやすいです。
まとめ
重曹とクエン酸を利用した排水口のお掃除方法をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
両方とも安価で簡単に手に入るものなので気になった方はぜひこの方法を試してみてください。また、重曹は使い道は非常に多いので、これを機に家にある程度の買い置きをしておくのも良いでしょう。